ちょうど僕が30歳ぐらいの頃の話。
元々ルートセールスをしていたのだが、知人を介して会社Aから引き抜きにあった。
給料や今後のビジョンを当時の総務部長、直属の上司になる部長と3人で話し合い、無事合意し会社Aへ入社した。
会社Aは手広く事業を展開しており、外国人実習生の受け入れやソフトウェア事業・カフェ経営やアパレルなど挙げるとキリがないほど。
当時流行りのタピオカ店も経営してたなそういえば。
僕は飲食部門に所属していたので弁当や米の配達及び営業、カフェ閉店後の収支入力の雑務などを行っていた。
たまに農作業やイベント出店の説明会に出席したりと色々な事をさせて貰えたので仕事自体はそれなりに楽しかった。
2週間休みなしとかさえ無ければ…
ちなみに最高は20連勤。
けど当時はそんなこと別にどうでも良かった。
上司や同僚も良い人が多かったし、仕事終わりにご飯連れて行ってくれたり飲みに連れて行ってくれたり毎日楽しみがあった。
たまに農作業の手伝いなどで体力を使う事もあるが、仕事もめちゃくちゃしんどいわけじゃないしね。
そんな感じの日々を2年程送っていた。
そしたらある日突然、総務部長が変わったのだ。
しかも会社にいた人間が昇進したわけじゃなく、外部から来た人間が突然総務部長という肩書で入社してきた。
元々総務部長だった人は違う部署に左遷されることに。
中小企業にはよくある話かもしれないが、会長のワンマン経営なので誰も何も文句は言えない。
新しい総務部長は外見が優しそうというか、ひ弱な感じだったので不安はなかった。
その総務部長と弁護士や労働基準監督署を交えて争う事になるなんてこの時は考えてもいなかった…。
続く
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